第57回 あの夏の花火
何気ない誘いでした。友人でもありビジネスパートナーからの花火の誘い。 何年振りかの花火鑑賞を船上ですることになった僕は、踊る心に素直に従い、 スクリューがたてる水泡を見ながら、少しのアルコールを口にしました。 花火といえ
第56回 島国
参院選では、自民党が27年ぶりの単独過半数を確保し、 いわゆる「改憲勢力」が議席数の2/3を超えました。 そもそもこの「改憲勢力」という言葉自体、 野党に憲法改正を必要だと思う人がいることを考えれば意味不明なのですが、
第55回 有事
戦争や事変など、非常の事態が起こることを意味します。 ここのところの世界経済は、ブリグジット(=Brexit)で揺れており、 まさに有事、とでもいうかのようにマーケットは過敏に反応し、 ディテールは見たこともないような動
第54回 再開
実に2か月ぶりに、発信しています。 とにもかくにも忙しく必死で、対外的にメッセージしている場合ではなかったというのが、 正直なところで、そのようなときは大抵の場合、「良くない」意味で忙しいのです。 仕事をしていれば、よく
第53回 伝えること
三寒四温。 春の訪れはまだなのかと、帰国した日本の寒さに驚きながらも、 限られた時間で、精力的に友人に会ったり地方都市の企業さまを訪問したりと、 あえて、地に足をつけずに、色々省みず行動した数週間でした。 そもそもこの三
第52回 約束の地
ライン川沿いの遊歩道を歩き、約40年ぶりに訪れたドイツで深呼吸しています。 僕が幼少を過ごしたアーヘンという小さな町から列車に90分程度乗ると、 世界の見本市と言われる都市、デュッセルドルフに到着します。 子供の頃、喘息
第51回 夢の劇場
「やっぱり・・・。」 小手先のマイナス金利政策で、 銀行株は収益悪化を懸念したマーケットの反応により急落し、 数日後には、FRBの利上げに疑いを深めた金融市場の影響でドル安円高に。 当然、日経平均は安値推移するのですが、
第50回 マイナス金利
自分自身、上々の滑り出しの2016年。 気分とはウラハラに、年明け以降の世界のマーケットは原油安と新興国経済の減速懸念から 先行きが不透明で、日本では円高株安が進んでいました。 南の国から帰国した僕は、この二週間、首都圏
第49回 あゆみ
Choicesのレジで”Merry Christmas”と挨拶をかわして、 年末は東京に戻り忘年会。 寿福寺に除夜の鐘をつきに厚着で出かけ、年が明ければ元八幡宮で初詣。 節操ないと神様に怒られるのではないかと思いながらも
第48回 29歳のクリスマス
鎌田敏夫氏脚本のテレビドラマのタイトルです。 1994年にフジテレビで夜10時から放映したこのドラマは、 10週にわたり放映され、平均視聴率22.2%。 この頃、僕はテレビがいまより好きでした。 山口智子、松下由樹、柳場