第47回 Lay Up
クリスマスのイルミネーションも点灯し始め、マチは次第に師走の雰囲気へと。 例年になく中国語が行き交うように感じるのは僕だけでしょうか。 「爆買い」という言葉が流行語になるように、 隣国の消費者動向に、我々の経済が支えられ
第46回 異端児
すっかり旅日記のようになっていますが、今日はイスタンブルから。 ご存知、トルコ最大の都市であるこの街は、 空港から市街地に移動する際にまず目にするマルマラ海と 黒海を結ぶボスポラス海峡を挟んで、大陸間にまたがった都市で、
第45回 気球に乗って
この稿をCairns(ケアンズ、オーストラリア)で書いています。 相変わらず周囲の人に恵まれている僕は、今回もクライアントのおかげで、 コアラとカンガルーの国に来ており、この厚遇に感謝しつつ、 強い日差しの中、人生初の気
第44回 ホームカミングデー
「ホームカミングデーでチケットあるから観に行かない?」 何気ない同級生の誘いで、観戦しに行った母校のアメフトの試合。 もとよりさほど愛校心がなく、卒業生の集いにはあまり参加しないのですが、 以前にも述べた通り、このスポー
第43回 サラダ記念日
『この味がいいね』と君がいったから7月6日はサラダ記念日。 1987年に発表された俵万智さんの作品は、歌集としては異例のミリオンセラーとなり、 翌年、彼女は現代歌人協会賞を受賞しました。 軽妙な口語体で、時代に即した一コ
第42回 Attitude is everything
「神田まで歩きませんか。」 爆弾低気圧一過の晴れ間に、役員からの提案があり、 期せずして神保町から神田駅まで歩くことに。 神田は、僕が金融機関に勤務をしていたときの営業テリトリーで、 自分の足で歩き、自分の目で見て、自分
第41回 Happy Birthday
広大な大地と高い空を満喫し、世界最高峰のパッションを共有し、 私的な欲求もみたしたアメリカ横断は、 40歳を過ぎた僕に、大きな感動と新たな問題意識を与えてくれました。 折しも日本では線状豪雨により、北関東が大きな被害にあ
第40回 ニシヘヒガシヘ
アメリカの連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策決定会議。 利上げを先送りすると見込まれるなか、世界中が注目しています。 この世界中の注目のときをウォール街ですごせるのは、 なんともいえない気持なのですが、実は東海岸に
第39回 MR. DESIGN
デザイナーの佐野研二郎氏が頻繁に登場した一週間。 STAP細胞のニュースを思い出させるような登場回数だったように思えます。 そもそも何がどう問題でなどとコメンテーターがいろいろコメントしていますが、 僕が感じたのは、デザ
第38回 夏の終わりのハーモニー
東海大相模の優勝で幕を閉じた、100周年をむかえた夏の高校野球。 同時に終戦70年をむかえた2015年の夏は、 いろいろな節目として、記憶にも記録にも残る夏だったのではないでしょうか。 安保法案をめぐって、「法的安定性」