第17回 おやじ

最近、父親と話す機会が多く、自分も父親であるということを再認識するのです。 父親というのは面白い存在で、子供の頃、母親に比べて必要性を感じませんでした。 父には非常に失礼な言い方かもしれませんが、わが息子達を見てもそれは

第16回 規模

中国2015年の春節は、2月18日の大晦日から24日までの7連休。 大挙して日本に旅行したり、爆竹で北京の大気汚染が最悪レベルになったり、 相変わらず話題に事欠かない、近くて遠い国だと思います。 節目を祝うのは洋の東西を

第15回 名前

2月13日夜からNHKが過激派組織「イスラム国」を 「過激派組織IS=イスラミックステイト(Islamic State)」と伝えることにしました。 この組織が、国家として受け止められないようにすること、 イスラム教につい

第14回 世紀の選択

スーパーボウルは言わずと知れたアメリカスポーツ界最大のイベントで、 毎年2月上旬の日曜日に開催されます。 事実上アメリカの祝日とされ、スーパーサンデーとも呼ばれるこの特別な日曜日は、 日本では月曜日の朝にあたり、ライブで

第13回 強さの条件

偶然のキッカケで仕事をサポートすることとなった会社の社員旅行。 そこに帯同することとなり、濃密な数日間を過ごしてきました。 「ぜひお越しください。思いっきり楽しんでください。」 従業員でも役員でもないのにご招待いただき、

第12回 真剣勝負

アジアカップ準々決勝で敗退した日本代表チーム。 名実ともにチャンピオンという立場でのぞんだ大会で、ベスト8に散ったチームについて、 監督の解任騒動から始まり、新しい戦力の躍動など、話題はつきなかったと思います。 この大会

第11回 さわらぬ神に祟りなし

数年前に読んだ雑誌に、 「フランスに居住するイスラム教徒の約7割は、 家族の遺体を北アフリカの故国に埋葬することを希望している。」と書いてありました。 そのため、北アフリカにむかう旅客機の貨物室には、遺体が数体乗せられて

第10回 宣誓

家族との冬休みを満喫し、帰国の途についたわけですが、 機内で観た映画に心を動かされ、志を新たにしました。 「グレートデイズ!」(THE FINISHERS)。 父と子の絆を描いた物語で、車いすの青年とその父親がアイアイマ

第9回 美しい国、日本

成田空港が近づき、ベルト着用のサインが点灯すると、安堵感がおとずれます。 再び目を閉じ、着陸までの数分間は転寝の時間となるのですが、 解散総選挙直後の我国の姿を見たくて、めずらしく目を開いて日本列島を眺めていました。 「

第8回 デフレマインド

「この道しかないんです。」 自民党総選挙ホームページに書かれた、自民党公約、総裁の挨拶です。 なるほど、確かに万策つきて、あるいは何もできず、 問題が先送りになり続けてきたのが国政なのかもしれません。 もはや「この道しか