以前は、美味しさと雰囲気でお店を選んでいました。
最近は、電源、Free Wi-Fi・携帯Wi-Fi。
選択基準は変わるものですが
商品そのものや、接客などのソフト面のサービスでなく
インフラ系のサービスでお店を選んでいる自分に
気づいて驚きました。
俗にいう「Nomad」として店を選んでいたんだ。
酒や食を愉しむときは、味や女将さんの佇まいが心地よければ
例えば座りにくい椅子の店でも、馴染みになりたいと思うので
自分の好みは変わっていない。
要は、喫茶店がコーヒーの味や香りや雰囲気を愉しむ場から
移動中に仕事をする場、PCや携帯がスムーズに使える場。
つまりコーヒーに対する対価から、場所を利用する対価に変化したのだと。
「同じものでもベネフィットが違えばターゲティングもポジショニングも違う」という
文字にしてみれば改めて言うほどのことではありませんが
無意識のうちに自分の中で大きく変化していた事に気づき
改めて「当たり前を疑ってみる」大切さを感じました。