GWは地元の水戸に帰り、旧友と大洗マリーナでキャンプをするのが数十年来の恒例行事になっていますが、そこで正にファンサイト的な素敵な話を聞きました。
「ガールズ&パンツァー」通称“ガルパン”というアニメは大洗が舞台になっており、ここ数年アニメに登場するお店や建物などの聖地巡礼をする方が増えています。
1シーンに登場したことのある、某民宿でノロが発生したために最近まで営業が停止していたそうです。
聞いた話によると、別の場所でノロにかかった方が宿泊し、宿のトイレで嘔吐したのがきっかけで他のお客様にも広がり、営業停止になったとのことでした。
宿や料理場の荷物を全て移動して除菌作業しないと営業再開できないようで、老夫婦お二人にはそれも困難で、廃業も考えたようです。
ところがしばらくたった時、宿の復活を応援するため数十人のボラティアが集まってきたそうです。
ガルパンの劇場版にその宿の看板が戦車に破壊されるシーンがあるそうで、その描写と廃業の噂がシンクロして、宿のファン達が集結してくれたようです。
ファンだからこそ矢も盾もたまらず、想い・発信し・行動する。
ファンに特化したマーケティングを生業とさせていただいている身としては、この話を伺った時に共感を超え、同胞として抱き合いくらい感動しました。
そして私は、ガルパンファンのファンになりました。