皆さま 2020年もどうぞ宜しくお願い致します。
お正月気分もチェンジし、またいつもの日常へと戻りつつあるわけですが今年は正月恒例の教室新年会を行わず何となく気持ちがスッキリしないようなそんな罪悪感を感じつつ、年明け早々に京都へプチトリップに出掛けました。
今年は本当に暖冬ですね。
例年ですと氷点下10℃(最低気温)の日、吹雪いて飛行機の決行を気にしてのフライト旅になるはずが、予報も雪マークの日が少なく安心の空の旅が出来ました。
京都に着いてびっくり。
春の陽気かと思う(北海道人にとって)ポカポカ陽気で昼間はコートも重たく感じたりしちゃって。
アスファルトが出ている1月って楽だなぁ~と実感しました。
京都へはかれこれ6年前にご縁が出来き、毎年仕事(京都フェス)で春又は夏に来てますが、仕事抜きの旅は久々です。
観光地を巡ろうかとも考えましたけど旅を終えてみると結局ホテル周辺の路地をあてなくお散歩したり、目に止まった興味深い建物をゆっくりと眺めて歩いているうちに、2泊3日あっという間に終わってしまいました。
旅最大の目的は、1月13日(毎年成人の日に開催されています)に初参加したガレット・デ・ロワで新年を祝うパーティーです。
私も6年前までは、ガレット・デ・ロワ というフランスの伝統菓子のネーミングも味も知りませんでしたが私が主催する京都フェス(旬のアスパラやトマトを関西地区の皆さまに召し上がって頂くお料理イベント)のお客様でもあるフランス菓子とパンの店LaPansee(ラ・パンセ)全美乃さんのガレット・デ・ロワをご馳走になったのが初でした。
何層にも折込まれたパイ生地の中にアーモドクリームが入っているお菓子でキラキラなパイ生地に伝統模様が入っていて、見た目がとにかく美しく、味わいは甘さ控えめ、バターの香り芳醇でサクサク食感。
1度に2切れは楽しめそうな後引く美味しさと感動でした。
ガレット・デ・ロワ。
きけばいつでもフランス菓子店のショーケースに並んでいるものではなく旬は新年だとか。
新年を祝うフランスの伝統菓子ガレット・デ・ロワは、本家フランスでは1月6日のEpiphaie(公現祭)を祝うお菓子で、家族や友人達が集まる会に楽しんでいるそうです。
ガレット・デ・ロワ。
もうひとつの楽しみ方はホール菓子の中に隠されているFeve(フェーヴ)陶器の人形等が入っていて、誰に当たるか?
新年の運ためし的な要素もあり、お正月イベントにはとってもぴったり。
フェーヴが見事当たった人は、その日は王様(又は女王様)の王冠をかぶり過ごします。って事を聞くと、私の教室の新年会でもやってみたい!
イタリア教室でというのがちょっと笑えますが、2015年から新年会で女王様決定戦を始めました。それまで伝統菓子の存在に気がつかず過ごしていたので、札幌市内のフランス菓子店で正月明けに焼いているお店のリサーチから始まりました。
フェーヴは陶器なので、お店側で誤飲防止の為に陶器の代用にアーモンドを入れている旨を聞いて、気をつけて食べますので、フェーヴを入れて頂けませんか?とシェフにお願いをして第1回目スタート(2015年)。
初年度の女王様は、、なんと私!(笑)
残り物(最後の1つ)をとったら私に当たり、翌年も私(同様に最後の1つ)3年目からは、生徒達の楽しみを増やす為に2台で運試し。
3年目は生徒二人が女王様。
4年目は、なんと前年当たった生徒二人が連続で女王。
5年目(2019年)は、2台のうち、どちらも昨年の女王の座の生徒が当たりました。
そして2020年京都にて、ガレット・デ・ロワパーティー。
参加者50名初めて食べたガレットデロワのシェフ全美乃さんが主催のパーティは15名のシェフの皆さんがゲストの私達の為に当日の早朝から焼いてくれたガレットデロワがテーブルいっぱい豪華に並びました。
ピカピカで美しく、バターのいい香りが会場に広がり沢山の愛を幸運を頂きました。
京都会場での初めの女王は、京都フェスに毎年福井から駆けつけお手伝いをしてくれている私の生徒が見事女王に!
なんと幸先の良い事でしょう!
ちなみに、女王になった生徒は、1年オッティモに尽くすという目録付きです。
当日の朝に心を込めて焼いて頂いたシェフの皆さまのガレットを1切れずつ頂く事、計15個!到底全部食べきれないわけですが、当日焼いた味の記憶を残しておきたいので、私は全ガレットを半分食し残りは札幌へ持ち帰り数日間で完食しました。
パイ生地の食感、アーモドクリームの味わいやフレーバーも各々特徴があってどれも同じわけではない世界でひとつだけのガレット・デ・ロワ。
作品作りは自分らしさをどう表現するか。
その日の気温や湿度によっても生地の仕上がりが違うお菓子の世界。
私もお菓子をもっと極めてみたいな。
パーティーでの挨拶で今年の一文字を発表しました。
『活』私の今年一文字です。活発に、時には自分に活を入れる。
活き活きと私らしさを表現する。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。