週間天気予報が、気になる季節がやって来た。
畑の作物達の成長の要は、やっぱり太陽のエネルギーが大切なので
雪が降るまでは、日々チェックは欠かせません。
2月末から始まった自粛生活も、早いもので3ヶ月。長いようで短い
あっと言う間に5月も、終わろうとしています。
1日をどう過ごすか?自粛生活中に、あれやりたい。これもやってみたい。と
宣言時に考えていた事も、結局はほぼ出来ていず、6月中には、実行し来年成果が
出るといいな。と思っています。
現在、優先的に対応している仕事は、私のショップの目玉素材の
アスパラガスの販売です。
今年は、雪融けも早く、パートーナ農家さんの土起こしも例年より
早く始動しました。今年は、連休明けからアスパラ顔出すかも?と連絡が入り
慌てて、販売の準備作業をしました。(例年ですと、5月下旬から出荷が始まります)
自粛モード中なので、料理教室でのアスパラレッスン開催は、期待出来ない。
6月に開催を予定の、京都でのアスパライベントも、開催を中止にしました。
パートーナ生産者の素材達の、美味しさを伝えたい手段の
ひとつとして選んだのが、料理家の道なので、2020年のアスパラの美味しさを
どう伝えていくか?教室開催では、実習でアスパラの調理の仕方、料理アレンジを
学べ、実際にアスパラ料理を楽しめ、幸せの連鎖が起こります。
今年は生徒達に、アスパラ料理をオッティモで楽しんでもらないかも
知れない。思い返せば、12年間アスパラフェスレッスンを続けて
きたんですもの。今まで学んでくれた成果(ほぼ胃袋で学んでくれてるだろう成果を)
生徒達の学び力を信じて、お家で楽しんでくれるでしょう。と今年はそう考えて
みる事にしました。
6年続けてきた、本州でのアスパライベントへのお客様には
何か還元し、アスパラの魅了を伝える事は出来ないか?
色々と悩んだ末に、ちょっと抵抗感があったオンラインレッスンを
やってみる事にしました。
届いたアスパラで、これだけは作ってもらいたいシリーズ。と題して
復習がてら、アスパラに添付している私のレシピ集(どっさりレシピ付いてます)
の中から、ホワイトアスパラのリゾットを、オンラインレッスンで
調理アドバイスをする事にしました。
まずは、オンラインレッスンをスタートさせるべき、周辺機器の準備
ウェブカメラをネットで検索したら、ほぼ完売や入荷待ちばかりでした。
パソコンは、ラッキーな事に、3月初めに8年ぶりに買い換えたばかりでしたので
カメラ付きのパソコンだったので、取りあえずこれで進めてみようと
レッスン生徒達に協力してもらい、テストレッスンをしてみました。
果たしてビデオ越しから、美味しさが伝わるのだろうか?(香り、素材を実際触れて
味わえるのが、教室での醍醐味なのに、そしてテーブルを囲んで、美味しさと楽しさを
共有出来る事を大切にしてきたのに、、)
オンラインレッスンにお金を払って参加してくれる価値って何だろう?と
日中アスパラ業務に追われていても、その事が頭の片隅にずっとあり
悩みに、悩みました。
ぜったいこれだわ!っていう明確な答えが出ないままでしたが
本州でのイベント遠征で出会った、遠方のお客様が、札幌の教室にオンラインで
参加出来るって楽しいかも?
と思ったら、私が何だか楽しくなってきました。
楽しいと思える事は、先ずはやってる!アスパラをご予約して下さったお客様対象に
謝恩価格のワンコインで始めてみました。
オンラインレッスンへ参加してくれた方は、関東、関西の方ばかりでした。
イベントを介して1度会った方、長く京都イベントに参加されている方
オンライン内では、参加者同士は、初めましての間柄でも、私とは面識があるので
どんなきっかけで、オッティモにやってきてくれたか?
レッスン前に、私が説明をして、ビデオ越しですが、何となく親近感を抱く事が
出来たように思いました。
そして、オンライン実習(約40分)、カメラでフライパンの中で
お料理が完成するまでの、流れ、材料の準備のポイントをじっくりと
デモで学んでもらいました。香りは伝える事は出来ませんが、臨場感。
作ってみたい。あれ?作るかも。美味しそう!やる気が出来た感は
出たそうです(参加された方から、嬉しい感想が沢山寄せられました)
近くにいないけど、心地よい時間。嬉しい感想を聞けて
オンラインレッスンの戸惑いも、少し回避され、楽しい事を共有出来る
ツールのひとつとして、不定期ですが楽しみながら、続けていけたらと思いました。
アスパラの出荷がスタートし、10日が経過しました。
今年もやっぱり美味しいです!贈答品でのご予約も多く、喜ばれています。
美味しいって凄い!と思う出来事は、アスパラを贈られた方が、届いたアスパラを
召しあってくれて、美味しさに感動し、大切な人に食べてもらいたい。
シーズン始まると、美味しい感動バトンが続きます。
この連鎖は、私のアスパラ愛の連鎖と同じなんです。
食べて美味しいから、売りたい(オッティモ商店)ではなく、私が食べて美味しいから
生徒達にも、食べてもらいたい。お客様にも食べてもらいたい。
『食べてもらいたい』の情熱が、販売PRにより拍車がかかります。
アスパラ収穫期は、あと2週間続きます。お天気が徐々に回復して
きました。自然との共存しあう作物達は、自然からの脅威を受ける事も
少なくありません。
ですが、自然からの恵みを受けて美味しい作物が育ち
私達の口に運ばれます。少々穂先がすらっとしていず、左右どちらかに
傾いていたとしても、あれ?質が落ちたの?なんて決して思わないで下さいね。
今年は、色つきアスパラ、横になびいてる穂先が多いのは
風が強い畑で、踏ん張りながら成長している証です。
健気で逞しい!と感動しませんか?(笑)
ストーリー性も美味しさのエッセンスです。