第15回『真夏は、赤いシリーズを楽しもう』

北海道は涼しくて快適~

と思っていたら、やっぱり今年もやってきた!8月入った途端ジメジメ、ペッタンペッタン。

湿度が混じった猛暑が続いています。

ひと昔前までは、エアコンは必要ない(実際にエアコン標準装備している家庭は、少ないと思います。

実家も、まだエアコンありません。)北海道の夏でしたがここ数年の猛暑は、身体に堪える暑さのレベルです。

7月下旬から収穫スタートした 赤いシリーズ完熟で真っ赤な加熱向きトマトぼんちゃんも、猛暑が拍車をかけピーク期を迎えようとしています。

正式名称は、ボンジョルノ(おはようって意味です)トマト。

日本生れの品種なのに、イタリアチックな、陽気なネーミングと楕円形の愛くるしいフォルムに一目惚れし収穫したトマトを、全量買い取りで、始めた私のトマト愛の事業計画私は、愛着を込めて「ぼんちゃん」と呼んでいます。

今年で、12年目の栽培歴史。

あ~思えば、言葉に出来ない(言いたくない事いっぱい(笑)エピソードが沢山ある作物ですが、それ故に、愛着もひとしおです。

種を買って、農家さんへ託し、種から育苗し(播種)定植してもらいハウス栽培をしています。

種を撒きから、約4か月の期間を経て、ぼんちゃんトマトは、真っ赤な楕円形に肥大し、収穫期(食べ頃)を迎えます。

作物も工業製品ではないので、ワインにもヴィンテージがあるように作物にも、その年の気候で味わいに変化があります。

土作りは、トマト栽培のパイオニアの、ぼんちゃんパパ(農家さん)へ信頼をおいてお任せしますが、気候(太陽の恵み)によって、大きさや味わいが

毎年少しずつ違うので、作物にも命があり生きている。完熟期を迎えたとしても、全て同じ重量で食べ頃になるわけではなく異なるサイズで、食べ方の手段もセレクト出来ます。

保存性もいいのが加熱トマトの特徴です。

冷蔵庫に入れなくても、涼しい常温が大好きなトマトです。

生産と販売を繋げる仕事をしてから、特に思うのは、スーパーの売り場に並ぶような、形が揃ったトマト達をみてお行儀良すぎて(その形が美味しいとは、限らない!)色々な人件戦略もかかっていて、なおかつ売り場に並ぶ為に作物の意思が尊重されてない事に、疑問を感じちゃう時もあります。

イタリアのスーパーで見かけるような、個性的な形の作物がギュウギュウと陽気に並ぶようなスタイルの方が、価格も、品質も美味しさだって食べる側、作る側にも、良い関係が出来ちゃう気がするんですけどね。

 

ぼんちゃんトマトの話に、戻りますがお客様から、かけられる言葉が「ぼんちゃんが、真っ赤で元気が出る」赤いシリーズ(赤い作物)の代表格の夏トマトは、主産地が北海道です。

春は、南の高知県あたりから、季節が巡ると共に北上し夏場のトマト市場は、北海道がメインとなります。

トマトの赤い色素(栄養成分)は、健康番組でも、よくお題があがる栄養素それが、トマトの「リコピン」です。

リコピン含有量が飛びぬけて高いのが、トマトの特徴です。

どんな効果が期待できるか?という話になると一番は、抗酸化作用が強い事は、研究結果で証明されていて、、成人病予防や飲みす過ぎた時に、増大する活性酸素を減少させてくれる等などストレス現代に生きている私達の、健康を保持してくれる、赤いトマトは、旬の夏に意識して食べてもらいたい作物のひとつです。

スーパー栄養素の、リコピン含有量が、生食向きのトマトよりも、多く含まれているのがぼんちゃんなんです。

見た目も、真っ赤でリコピン多そう~!って一目で見ても、わかりますよ~。

ぼんちゃんトマトは、加熱向きトマト(イタリア料理に向いているので育て始めました)ですが、「加熱だけじゃ勿体ない☆生でも楽しんで下さいね」

と今年のオッティモレシピ集の、キャッチフレーズにしました。

 

そしてイタリア料理のトマト使いが、理にかなっているの!ってお話も少し。

リコピンは、水に溶けず、油に溶けます。オイル系と一緒に楽しんでもらうと、身体に効率よく栄養素が入っていくので、まあ~イタリア料理って素晴らしい!って叫びたくなります。

ちなみに、和食使いでも、生でザクザクきってオイルとお醤油、生姜なんかで和えてあげても、しっかりとリコピンは身体の中で、活躍してくれます。

キーワードは、オイルと仲良く食べてね。です。

ぼんちゃんトマトの、次の魅力は「濃厚な旨味」です。

トマトのうまみ成分は、グルタミン酸(昆布に入っている旨味成分と同じ)です。

海外では、日本のうまみという成分に、近年注目して、調理シーンに活用しているシェフも増え始めましたが世界各国で愛されているトマトにも、旨味成分がたっぷり含まれてます。

ぼんちゃんトマトを、オイルやバジルを加えて煮込むだけで強烈な旨味が出てきます。

まるで、昆布出汁でとったお味噌汁を飲んでいるかのような。。。イメージなんですが。

グルタミンが豊富だという事も、わかれば、和食との相性も良い。

日本生まれの、ぼんちゃんトマトの魅力です。

より深く追求すると、旨味を強烈に、出す為に、最適なのはドライトマト(干したトマト)です。旨味が凝縮されてフルーツみたいな美味しさとなります。

これから、どんどんと収穫量も増えてきて、発送作業も忙しくなりますが9月末まで、赤いシリーズを元気に発送しています。

 

追伸 トマトと言えばイタリア料理。

トマトのイメージが強いイタリアですが16世紀新大陸発見後、ペルーやメキシコからイタリアに渡ってきた植物でした。

なんと最初は、観賞用として栽培のみだったとか。

実は毒があるらしい。という間違った風評があった為、イタリア人が、トマトを食する事になったのは、200年の時を経てからだそうです。

最初に口に含んだ人は、美味しくて気絶しそうだったのに、違いありませんね。古代イタリア人も、トマトを美味なる食物、万能ソースと18世紀のナポリの料理人の本にも、記述が残っています。

イタリア料理と言えば、トマトよね!

私が13年前に、トマトの栽培に力を注ぎ始めましたが、まだまだ知らない方いっぱい。魅力発信をどうやるべきか?

コロナ渦中ですが、お家ご飯の機会が増えている この夏はチャンスかも(笑)今年のレシピ集は、赤くてめんこいです。

オイルとトマト効果で、私のお肌も、春から引き続き、艶々ピカピカです。

人間の身体は、植物から出来ている。健康な身体であれば思考だって前向きになれる。8月も、引き続き、陽気に過ごしましょう。

 

 

販売中のトマトの野菜販売コーナーはこちらから

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北海道からイタリアの香りと美味しい野菜を

Mercato Ottimo

 

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