第39回「習慣化にしたい事☆お抹茶を点てています。」

1月恒例のオッティモ新年会。

密にならない程度の人数で、ささやかに恒例となった。

田舎のご馳走を囲みながら、新年に相応しい参加型チャレンジプログラムを数点楽しみました。

「書き初めの会」新年の目標漢を漢字一文字に書き初めしてもらい、みんなの前で発表。100円ショップで揃えた道具ではありますが、半紙に筆で文字を書き初めるというのは何となく心もシャッキとなるようです。

思いを文字で伝えるプロセスの中に「筆で書く」行為。

新年会にやってきた順に、書いてもらっているのですが、生徒達の書いている姿を見て感じるのが、書いている姿は、背筋もピンと伸び美しい。

そして集中力も養えているような横顔がとても美しいのです。

2022年newプログラム「抹茶を点てて楽しもう」参加してくれる生徒達から、心ばかりの手土産持参企画となっているので各々思い入れのある手土産がやってくるわけですが、断トツ多いのがお菓子。

「お抹茶に合うお菓子もきっとあるはず」と密かに心待ちにしています。(予算や内容等は特に決まりは設定

していません)

何をセレクトしてくるか?という事も、お勉強がてら楽しんでもたえたらいいな。という気持ちでおります。

抹茶点てにあたり、偶然の出来事が訪れました。

お土産に「花びら餅」がやってきた!

お正月に楽しむ和菓子として一般的になった花びら餅は、紅色のひし形(求肥)に白あんベースの中に、牛蒡の密煮が入っているお祝い餅です。

甘い味とややしょっぱい味がMIXした様な味わいでした。

調べてみると、平安時代宮中で、長寿と延命を願って固いお餅を食べる「歯固めの儀式」に菱花びら餅が由来らしく、儀式に参加した後、自宅に持ち帰りお雑煮を作って食べたそうで(京都なので白みそ)す。

花びら餅の中身が、白あんに牛蒡入り=お雑煮風になったのですよね。

たまたまですが、今年の正月帰省で、函館の友人のお家で、関西仕込みのお雑煮をご馳走になったばかりでした。(友人は大阪出身)なので、何となく関西の波に乗れそう?(コロナ渦が始まってから、定期的に訪問していた京都遠征も行けず寂しくしておりましたので、関西繋がりが嬉しく思える私です)

そしてもう一つ。

新年会に参加予定の生徒が、帰省先のご実家から抹茶碗を譲り受けてきたらしく、タイミング良く不足していたお茶碗拝借出来ました。

大阪在住のお茶屋さん娘でもある友人から、お奨めのお抹茶をお取り寄せし茶道具の茶筅(年に1回くらいしか出番が無かった)、お茶碗懐紙も、大阪のお客様からお土産に頂いた物をひっぱりだして、準備も揃い当日は、各々で点てもらい、花びら餅と共に楽しんでもらいました。

茶道の世界では、初釜行事には、花びら餅は欠かせない茶菓子だそうでなんてタイミングいいのでしょか!

季節の手土産を、セレクトしてくれた生徒にも感謝です。

私も茶道の心得も、作法も勉強不足なので「抹茶を点てる事を、事前に数回チャレンジしてみました。

茶筅の使い方も、見様見真似(ユーチューブ動画で観察し)ですが、回を重ねる毎にちょっとずつコツを掴んできた気がする。(笑)

みんなの見本となるお点前にはなりませんので、当日も「自分達で点てて飲む楽しさを経験する」。

それが一歩だと思い思い思いのお点前でやってもらった感じです。

筆で一文字書く動作と同様に、点てる=集中出来ますね。(短い時間ではありますが)

道具を使う事の心地良さ、楽しさを満喫出来た新年会。

新年会から3週間が経ちました。

私の日常には「抹茶を点てて楽しむ」時間が習慣になりつつあります。

理由は、想像していたよりも簡単に準備出来楽しむ事が出来る。

そして美味しい抹茶を味わう為に「習うより慣れろ」的に回を増す毎にちょっとコツを掴んできて、上達した気持ちになり嬉しい。

茶道を習う気持ちにまでは行かないにしても、「ちょっと知りたいな」アマゾンプライムVideoで茶道シーンが多い「日々是好日(にちにちこれこうじつ)」映画を視聴しました。

主人公が通う茶道教室での25年間のエッセイを映画化した内容でしたが茶道の先生役の樹木希林さんのセリフがとても印象深くて、思わずノートにメモを取りながら観ちゃいました。

最初は、抹茶のお点前を画面で見て勉強できるかな?という軽い気持ちから視聴したのですが、季節の巡りを心地良い自然の音で表現する様、穏やかに自然と一緒に過ごせているって素敵だな。

心地良い余韻の映画でした。

書き留めたセリフのメモ

「時間をかけなければわからないものがある」等々(笑)

中でも印象的だった茶道の先生(希林さん)のセリフ

「毎年同じ事が出来る事が幸せだと思っています」

好きになる、興味を持つ。から始まった「もっと知りたい」抹茶もお茶の事も。

ちなみに(ご存じの人も沢山おりますが)

順番は、まずお菓子を楽しんでから、抹茶を飲む。

新年会は、お菓子と一緒に飲みながら楽しんでしまいました。

イタリアのコースシステムに似ています。

現地では、ドルチェ(デザート)とカフェ(飲み物)は一緒に出てきません。

ドルチェを楽しみ終えてから、エスプレッソ等の飲み物が運ばれてきます。

教室でそれをすると生徒が残念な顔をするのでデザートと飲み物は一緒にサービスさせてもらっております。(笑)

確かに、デザートだけを楽しむと、五感がより研ぎ澄まされてデザートの味もより深く味わえる気がしますが生徒が悲しむので、それは今年も実施しませんが、本来はお抹茶と同じ作法でした。

濃さもやや似ているエスプレッソと抹茶。

抹茶は、茶葉をダイレクトに(抽出せず)楽しめるので、身体に優しい抹茶かどうか?をセレクト項目として、注目したい所です。

茶仕事している大阪の友人が「抹茶(カテキン)を飲み続けてると風邪ひかへんでえー」季節柄にもおすすめですね。

北海道からイタリアの香りと美味しい野菜を

イタリア料理教室 Mercato Ottimo

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