ここ1週間で、グッと冷え込みが厳しくなった札幌です。
今月末には、そろそろタイヤ交換等、冬支度をしなくてはいけませんね。
コロナ渦の影響もあり、習慣的になっている部屋の喚起がまだ続いていて寒いのを我慢して、窓を全開にして仕事をしているもんだから、唇はカサカサ足は冷えてきますし、寒冷地の感染対策にちょっと悩んでいる所です。
まだ暖房はONしてませんので(我慢していると表現した方が、正しいかな)朝のぶるっと感を、いつまで我慢できるか?根気比べをしています。
一度つけちゃったら、温もり感に慣れてしまいますから。来年の5月頃まではずっと暖房付けてポカポカのお部屋で、快適な半年です。
北海道のベストシーズンは、春?夏?秋?
食べ物の美味しい季節のベストシーズンは、はやり夏から秋にかけてだと思います。
9月の根野菜収穫から始まり、近郊の温暖な土地では、旬のフルーツが続々と収穫されています。
ワイン用の葡萄と食用の葡萄、洋梨、プルーン、林檎私の朝の定番は、旬のフルーツに無糖のヨーグルトを添え楽しんでいます。
先日、トマトの栽培地(余市町)の隣町仁木町で、秋のフルーツを数種類買ってきました。
この季節になると旬のジャム作りが、忙しくなります。
中でも、大好きな洋梨のジャムは芳醇な香りが最高で、ジャム、コンポート(ワイン漬)生のままお菓子にして、楽しんでいます。
洋梨やプルーンは、収穫時は未熟なので、買ってきたら、家で追熟させてから楽しまなければなりません。
洋梨の食べ頃の目安は、青い皮が徐々に薄イエローへ変化してきます。
ヘタの箇所からシワシワ状になり、ほんのりと心地よい香りがしてきます。
追熟が少し失敗した場合は、黒く柔らかい感じになりますが決して腐っているわけではないので、ジュース感覚で、スプーンですくいとったりして、秋の旬を楽しんでみて下さいね。
洋梨は、しっかりと細目に観察してあげないと、いけないのですがそんな特徴まで愛おしく感じちゃうくらい美味しいです。
ハーブ同様に、フルーツの美味しさに魅了されたのも、イタリアでした。
フルーツって、日本人にとっては、まだまだ嗜好品のイメージがあって病気の時に、食べるとか、お見舞い、お土産等、特別感があり全世界の中でも、フルーツ消費量が低いランクに入っています。
では、どこの国が上位国か?
それは、私の第二の故郷イタリアです。
国土は、日本の5分の4程度、南北に長く、日本と同様に四季を感じられる国だと言うのが好きな土地の魅力のひとつです。
イタリアの家庭や、宿泊したホテルの朝食は、旬のフルーツがまるごと沢山並んでいます。
フルーツを囲みながら団らんする光景も経験しました。
1個まるごと一人で食べちゃうので、胃袋が比較的ヨーロッパ人よりは小さい日本人には、シェアして食べないと、ちょっと苦しいですけどイタリアのフルーツは、林檎、洋梨、カキ、桃は、日本のサイズよりもかなり小ぶりな物が多いです。
カキは、日本と同じで、KAKIと表記されて渋柿がメインのイタリアは、小ぶりな柿は、かなり柔らかく熟したものを食べていました。
トロンとした口当たり。
慣れたらとっても美味しいのです。
郷に入れば、郷に従え。との土地の食文化を現地の方と同じように、楽しむ事が好きになる近道です。
料理学校を卒業してから、次のホームステイ先のベネト州へ向かう時初めてユーロスター(日本でいう新幹線)に乗って、食堂車で初めて食事をした時も、食後に、まるごと洋梨が出てきました。
小ぶりで熟しすぎじゃないか?という位、柔らかい洋梨でした。
ナイフもないので、皮ごと手掴みで食べてみたら、まあ~美味しい!トロンとした口あたりの次にやってきたのは超リッチな香りでした。
フルーツって、食事の後の口の中をリセットしてくれますもんね。
イタリアのフルーツ使いに学べる事。
チーズやワインと一緒に楽しむ事を知っている。
食後のフルーツの他に、サラダや主食、メインにもフルーツを使うお料理が数々ある事。
フルーツを旨味の一つとして、捉えて活用する事を現地で食べて学んだ私は、レッスンでも常々フルーツを料理メニューに活用しています。
チーズ、オリーブオイル、バルサミコ酢。
イタリアの食材やスパイス類を組み合わせたメニューは北海道で収穫されるフルーツの恩恵を受け大活躍しています。
最後に、洋梨(葡萄、和梨、リンゴでもOKです)のワインのおつまみをひとつご紹介。
生の洋梨をスライスし、チーズを添え(オーブンで一緒に焼いても美味しいです)お好みでナッツ類を添えたり時には、蜂蜜や生ハムも一緒に。
秋の夜長にワインとお好きな本を片手に、旬のフルーツを思い切り楽しみましょう。
世界に誇れる日本の柿も、旬を迎えますね。
柿のお料理もかなり魅力的です。
そのお話は、またいつか。
日本のフルーツ生産の技術は素晴らしいです。
もっともっと日常にフルーツ生活が溢れてくると、作り手さんの技術も進化するのでは?と思っています。
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