第72号『お金持ちになりたい』

お金持ちになりたい・・・?
最近セレブなるコトバが流行っています。
そしてセレブな生活に憧れ生活のすべてをセレブなお相手と出会い、結婚することに掛けているオバカな女性が紹介されTVネタにもなっています。
なにやらセレブ風に見える様に仕立ててくれる教室もあるようで、いやはやです。
あの杉田かおるさんもこうしたセレブ憧れ時代のヒロインとなり、その後の顛末はてんやわんや、まさに「真夏の夜の夢」。

先日の一揆塾での平野先生によるお話ではありませんが、格差社会が進行し、お金持ち層が脚光を浴びるようになってきているようですから、懐かしの「玉の輿」憧れ症候群が蔓延するのも、さすがトレンドに敏感な女性ならではかもしれません。
それにしてもいまや女性が憧れるセレブな人ってどんな人種でしょうか?

すでにお読みの方もおられるとは思いますが、「文藝春秋」8月号は、こうした疑問に応えて、ジャーナリスティックな視点で日本の「お金持ち」について調査・報告してくれています。
デモグラフィックなデータと聞き取り調査の2本立てによる構成ですが、結構面白く一読おすすめです。

いわく、日本のお金持ちとは、年収1億円前後を定常的に所得している人々で、基本的には2種類の職種で構成されており、ひとつは非上場の企業のオーナー経営者であること、そして彼らは東京に集中していること。
もうひとつは、自営の医者で、こうしたお金持ち医者は地方に散在していることを指摘しています。

それでは、こうしたお金持ちなる方法は、どうするのか?
さすがに抜け目なく「聞き取り調査」はフォローしてくれています。
お金持ちになるコツは、
(1) 自分自身のやるべき人生設計を早めに決めたこと
(2) 本業に徹したこと
(3) マネー転がしはやらないこと
(4) つまらないお金は使わないこと
だそうです。

お母様方、もはや有名校→一流企業サラリーマン→出世はだめですよ。

ファンサイトの皆さま、すでに億万長者の方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっとは希望が見えませんか?

年収1億円の所得をお稼ぎなりましたら、ビール一杯、奢っていただきたいと期待する私です。

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