第413回「自分史」というライフワーク

長かったGWも終わりました。みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか。
私はといえば、毎年のことながら地元でのんびり過ごしました。

ただ、連休に入る直前の4月28日、横浜の戸塚で開催された「自分史フェスティバルin横浜」というイベントで、ワークショップの講師を務めさせていただきました。

盛況だった「自分史フェスティバルin 横浜」

自分史フェスティバルとは、自分史の普及につとめる一般社団法人「自分史活用推進協議会」のイベントで、2013年から毎年、各支部で開催されているものです。

私がこれまで「人の人生ドラマは何よりも面白い」と感じてきました。
それも有名人や著名人ではなく、市井に生きる多くの人々の人生ドラマです。

ライターとしての仕事をしていくなかで、たくさんの人とお会いしました。
その全ての人の人生には転機が訪れ、なんらかの決意をし、生きてきた軌跡を残すことは、これからを生きていく人達にとって何よりのアドバイスや励ましになる。
その蓄積は、社会にとって何より大きな価値だといつからか思うようになりました。

そこであるご縁で知り合った出版社の社長さんが理事をつとめるこの団体の「自分史アドバイザー」という認定資格を取り、講師としてワークショップをさせていただいたのです。

ワークショップのタイトルは「ターニングポイントをコトバにしよう」。
当日飛び込みで参加はいないだろうと思っていたら、定員6人のところ7名の参加者がジョイン。
自分の人生を「現在」「ターニングポイント」「そしてこれから」という3つに分けて文章化するというワークに取り組んでくれました。

百枚集まった「一枚自分史」は圧巻だった。

この資格をとるまで、私も何度かワークショップに参加していますが、そこで印象的なのは、自分の人生を語るときの嬉しそうな顔です。
自分で自分の人生を認めてあげ、言葉にして人に伝え、それをまた他者に認めてもらう。
この喜びが皆の笑顔の源泉になっているのだなと実感するのです。

私が書いた1枚の自分史を手に記念撮影。

自分史というと「年配の方が人生を振り返った集大成で出す自費出版の書籍」という認識が一般的ですが、私はこれをもっと若い年齢層の人達にもチャレンジしてもらうような仕組みで広めていきたいです。

過去を振り返ることでまず現在の自分を見つめ直し、そしてさらに未来への思いを新たにする。
そんなかたちでこれからを生きる人達の応援をしていけたらと考えています。

これからこのブログでも自分史についてボチボチ書かせてもらおうと思いますので、応援よろしくお願いいたします。