第458回 「自分史」入門講座 終了しました。

9月1日、前回のブログでお伝えした「自分史入門講座」を開講、大成功のうちに終了することができました。
20名の参加者もキャンセルなく、賑やかな中での2時間半の講義でした。

今回、この講座を企画したのは一般社団法人 自分史活用推進協議会ですが、主催はアドバイザーである私。
Facebookを通じて声をかけたところ、県内はもちろん、都内、大阪、愛知、栃木、千葉、埼玉から友人らが集まってくれました。
ほとんどの人が自分史という言葉は知ってはいるが、詳しくどんなものかを知らない方ばかりなのに参加していただき、本当に嬉しかったです。

協議会のメソッドに準じたかたちでの講義は、1.自分史とはなにか、2.自分史のつくりかた、3.自分史で自分を見つめ直す、という3部構成。
それぞれに講義とワークが入り、参加者のみなさんそれぞれがご自身の軌跡を振り返ってもらうというものです。
テーブルは4人がけで5つ。それぞれの属性をチェックし、共通点をもつ組み合わせにしました。
そのほうが、自己開示した際に会話が盛り上がるだろうという狙いがありました。

講義の最初はみなやや緊張気味だったのですが、講義とワークを進めるにつれ、それぞれのグループで会話が生まれ始め、講義終了後の親睦会でもさらに盛り上がり、一次会では収まらなくなって最後は中華街のカフェで閉店まで盛り上がりました。
実に講義開始の13時から22時30分まで、その日に会ったばかりのみなさんが本当にその場を楽しみ、交流を深めている姿を見て、心からこの講座をやってよかったと思いました。

ただ私自身はなにか特別なことをしたわけではなく、あくまでもみなさん一人ひとりが自らに向き合うヒントを提供したに過ぎません。
参加者おのおのが、一生懸命生きてきた自らの軌跡を振り返ってもらうことで、自分を見つめ直して認めた、それだけなのです。
しかし自分史が不思議なのは、それをすることで、他者に対する共感も同時に生まれ、人の話を慈しみをもって聞くことができるというところです。

その意味で私は自分史を、出版という枠に留めず、コミュニケーションメソッドとして展開していこうと思っているのです。
これは自己肯定感が低く、他者の顔色を伺うことで自分を守ろうとしがちな若い世代に対しても最適な心のトレーニングになると思うからです。

今後は私なりにアレンジを加え、さらに内容をブラッシュアップして回数を重ねていきたいと思っています。
また、オンラインでの講義や、Web番組の企画なども友人らと進めていますので、ご興味をもってくれた方はぜひご参加いただけたら嬉しく思います。
自分史を通じて自分に向き合うことが、味わい深いご自身の人生を振り返るきっかけとなることをお約束します。