連日お茶の間を騒がす「森友疑獄事件」について書こうとも思ったのですが、この時点で私なぞの素人が云々評論しても栓のないことなので、今日はカワムラさんも書かれていた、話題の映画「LA LA LAND(邦題 ラ・ラ・ランド)」の感想を書こうと思います。
監督は2014年、ジャズドラマーを目指す学生を描いた話題作「セッション」のデミアン・チャゼル。
主演はライアン・ゴズリング&エマ・ストーン。
ゴールデングローブ賞7部門、アカデミー賞是も6部門も受賞するといった素晴らしい評価を受けたロマンチック&コメディータッチのミュージカル映画です。
女優を目指すミア(エマ・ストーン)と、いつか自分の店を持ちたいピアニスト セブ(ライアン・ゴズリング)が、偶然の出会いが重なり、恋に落ち、季節は流れ…というストーリーです。
私も妻もミュージカル映画が大好きですが、最初に想像していたよりは、ストーリー重視な「オトナの映画」だったという印象。
アメリカ、ロサンゼルスで夢を追いかけている二人の男女が、挫折を繰り返しながらも惹かれ合い、励まし合いながらサクセスをめざすというストーリーですが、二人の演技、ダンス、歌のクオリティと脚本がすばらしく、最後まで楽しみました。
ネタバレにならぬよう書くのが難しいのですが、このドラマはラブストーリーでミュージカルでありながら、成功とは何か?というテーマも問いかけていると感じました。
映画が大好きで女優だった叔母さんの影響で、女優を目指したミア、自分の愛するジャズをとことんまで追求したいがために自分の店をもつことを目指したセブ。二人が夢を追った先に得たものはなにか、そしてこれから二人はどうなっていくのか。
本当の幸せとは、成功というものの定義によっても変わるし、そもそも、成功=幸せなんだろうか?とか。
自分の映画の見方も少し変わったなーと感じさせてくれた作品でした。オススメします。
5点中4点。