猛暑も真っ盛りですが、ここ二、三日はちょっと一休み。
そこでお手伝いをしている相模湖の自然農農家「おだやか家」のダイズ畑で、すごい速さで伸びる雑草の草取りをしています。
昨年はこの時期なかなか畑に来れず、気がついた時には既に遅く、雑草取りにもの凄い労力をかけたうえ、風通しもよくなかったためにダイズたちが少し元気を無くしてしまっていました。
そこで今年こそはしっかりと育ってもらうよう、友人らと協力して頑張っています。
そんななか、とてもうれしいプレゼントがありました。
それは今年の春タネから育てた「ていざなす」の初収穫です。
ていざなすは長野県に伝わる在来種で、もとは田井沢(たいざわ)さんという方が開発し、タネを守ってきたものがなまりと親しみをこめて「ていざなす」と呼ばれるようになったものです。
大きなものは1キロにもなるというもので、なんとも甘くておいしいナスです。
今年の春、おだやか家の島崎さんからタネをいただき、それを小さな四角のトレイに植え、毎日水をあげながら発芽させました。
そののちも昼間は外で、夜は室内でホットカーペットを使って温め、その後に大きめのポットに移し替え、さらに大きくなった苗を畑に植え替えて育ててきたなかで、一番大きな子です。
まるまるとしたナスの色の濃さにまず驚きます。なんとも深い色。
「ありがとうね」と声をかけてハサミを入れ、収穫しました。感無量。
さてどうやって食べようか、と昨夜妻と相談し「シンプルに焼きナス」でいこうということになりました。
まず端っこの生をかじってみたら、その甘さと水気に驚きます。
肥料も農薬も一切使わないのにこの甘さとは!
その後油で炒め、食べてみました。
「!!!あ、甘い!!!」
とろっとした柔らかい触感と、油とのバッチリあった食味が口いっぱいに拡がります。
まさに「多幸感」とはこのこと。
焼きナス一切れ食べるだけでこんだけ豊かな思いになるなんて(笑)
また最近はミニトマトも朝ごとに庭で収穫できるようになりました。
日ごとに赤くなる実を朝食で食べられるのも最高に豊かな気分です。
日々限られた時間のなかで、できる範囲でやっている農的生活。
それでもこうして恵みを与えてくれる自然と、ご縁をつくってくれたおだやか家のお二人、そして共に畑を学び喜び合う友人T夫妻など、いろんな人たちへの感謝がその味に一層のうまみを加えてくれるのだと思います。
今回が初めてのナスですが、どんどんこれからできてきます。そして同じように育てたトマトも。
この初回の感動に慣れずに、もっと感動の食卓を楽しんでいきたいと思います。
みなさんも遊びに来てくださいね。
なお、8/7自分史の日に原宿で開催の自分史フェスティバル「ターニングポイント」もいよいよ大詰め。
おかげさまでいい感じの予約が入ってきました。
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