第454回 人間五十年

明日7日の七夕は私の50回目の誕生日です。
なんと50年です。完全に折り返しを過ぎました(笑)。
有名な織田信長の敦盛にあるように、昔であれば人生仕舞いの年を迎えたのです。
当たり前ですが、40の誕生日には感じなかった思いがいろいろと浮かびます。

その区切りである今年の4月、父が他界しました。
人との希望ある繋がりを作るために奔走し続けた父を偲ぶ方々が、明後日の8日に「偲ぶ会」を開いてくれることになりました。
親しい数名の方が実行委員のグループを作り、動けない母の代理として叔母と何度か打ち合わせに参加してきましたが、実に150人を越える人たちが集まってくれると聞き驚いています。

その会で、自分史を私がライフワークとして始めたのを知っている母が、父の一生を写真でまとめた「スライド自分史」をお見せする企画をリクエストし、何日もかけ写真を整理した、約50ページほどのスライドがようやく完成しました。

作成していて興味深かったのは、生前元気なときにはあまり詳しくその内容や人生哲学について語り合ったことのなかった父の姿が、彼がこの世を去ってからよく見えてきたこと。
そして、それを追いかけてきたとか、そうありたいと願っていたわけでもないのに、似たような生き方をしていること。
さらに、自分史の実績として父をテーマにした作品を作るということも不思議さを感じます。

これまでも自分史の活動を行ってきましたが、今年はそれをさらに強化し、本腰を入れて展開していこうと考えています。
長らく構想し、制作していた自身のウェブサイトもようやく完成間近。
まだ修正を加えていきますが、来週のブログでお披露目させていただきます。

改めてこれまでお世話になった皆さまに御礼申し上げるとともに、引き続きのご指導のほどよろしくお願いいたします。